3 月 29

 文句なく傑作。この種の繊細さには眩暈すら覚える。1958年の作品。

87点

3 月 29

 黒澤明に敬愛を注ぐインドの名監督、サタジット・レイの名作。寓話的ではあるが、痛いほど母と子の原初的な関係を抉り出している。独特な脅迫感のある映像と音は、黒沢の影響をたしかに感じさせる。本当に痛い映画だ。母と子の間には、原初的負荷が存在している。それが二人を互いに狂わせる場合も多々あるが、この映画は、ただただその原初的負荷を象徴的/寓話的に描き出す。

96点